イマドキ新人社員の仕事に対する意識調査2022
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本日は以下についてご案内します。
▼イマドキ新人社員の仕事に対する意識調査2022▼
新年度がスタートしました。新入社員を新たに受け入れ、研修や教育、諸手続等で慌ただしくされている会社様も多いのではないでしょうか。今春の4大卒社員は2000年頃生まれの社員が中心で、いわゆるZ世代(1990年代後半~2010年頃生まれの世代)の社会流入は中盤に差し掛かっているといえます。
新人社員の意識調査に関して、日本能率協会マネジメントセンターから「イマドキ新人社員の仕事に対する意識調査」と題した調査報告書が公開されています。これはインターネット調査により、全国の新入社員と、新入社員の育成に関わる上司・先輩社員、合わせて2,300名から回答を得たものです(2021~2022年に入社した新入社員671名、新入社員の育成に関わる上司・先輩社員1629名)。
今回は調査結果の中から、やや特徴的な傾向がみられた内容について、抜粋してご紹介いたします。
①ジョブ型雇用、希望部署や職種へのこだわり
・「企業があらかじめ定義した職務内容(ジョブ)に基づいて、必要な人材の採用、配置、処遇等が決まる制度への移行は歓迎である」という問いに対して、「そう思う」と回答した割合は75%以上
・「自分が希望する部署や職種で働けるかどうかは、入社の意向に影響した」という問いに対して、「Yes」と回答した割合は60%以上
②対面コミュニケーションへの回帰傾向
・「テレワーク(在宅勤務)と出社、仕事はどちらがしやすいと思いますか」という問いに対して、「テレワーク(在宅勤務)」と回答した割合は過半数で、昨年と逆転
・「今後あなたはどのような働き方をしたいですか」という問いに対して、「できる限り出社して仕事する」と回答した割合は60%以上
・「在宅勤務などが増え、直接的なコミュニケーション機会が減ると困る」という問いに対して、「Yes」と回答した割合は60%以上
③失敗回避の傾向
・「仕事を一人で担当していけるようになったら、どのような仕事を任せてもらいたいですか」という問いに対して、「失敗したくないので、責任ある大きな仕事は任されたくない」と回答した割合は55%以上で、3年連続増加
・「自分自身が成長することについて、どのように考えますか」という問いに対して、「無理のない範囲で業務に取り組みたい」と回答した割合は50%以上で、3年連続増加
④他者との関わりについて、やや消極的な傾向
・「自分の価値観・考え方と合わない上司に対して、どのように関わっていこうと思いますか」という問いに対して、「自分から歩み寄ろうと思わない」と回答した割合は40%以上
・「仕事で行き詰っているとき、どのように感じますか」という問いに対して、「行き詰っている状況を上司・先輩に察してもらい、向こうから話しかけてもらいたい」と回答した割合は55%以上
・「他者への働きかけ」について、Z世代が「Yes」と回答した割合は61.6%で、他世代が「Yes」と回答した割合と比べて約5%低い
他にも、「新入社員が課題(不安)と感じていたこと」について、1位は「生活のリズムがつかめない」、2位は「仕事が自分にあっているか」、3位は「担当する業務の知識・手順がわからない」といった調査結果が紹介されています。
この時期は社会に出て間もない新入社員にとって、不安になりやすい時期でもあります。新入社員の特性に応じて適切なフォローが肝要と考えられますところ、彼らの意識や考え方の傾向を理解するのに大変役立つ調査結果となっていますので、是非ご一読ください。
■日本能率協会マネジメントセンター イマドキ新人社員の仕事に対する意識調査2022
https://www.jmam.co.jp/topics/1278277_1893.html
なお、弊事務所ホームページでは法改正情報等のニュースやコラムを定期的に掲載しておりますので、是非ご参照ください。
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